腸内フローラの環境が悪いとレシチンに副作用が!腸と動脈硬化の関係

血管の状態チェック

腸と血管は密接な関係があり、持ちつ持たれずで支え合っていい状態を保ちます。

腸内フローラで血圧・血糖値が下がる。ぽっこりお腹は243倍も・・・

今回は血管の病気、動脈硬化と腸の関係についてもう一つお伝えします。

血管にとって有難い働きがあると言われている「レシチン」があります。

サプリメントにもなっている物質ですね。

これが腸内フローラの状態によっては身体に害がある可能性があるというお話です。

レシチンとは?

割った卵

レシチンとは脂質の一種です。

「卵黄、大豆、牛乳、チーズ、牛肉など」に多く含まれています。

細胞膜を構成している主な成分の一つで、細胞内に栄養を吸収して、老廃物を外へ排出する働きもしています。

そんなレシチンには他にも身体にとって有難い効果があり、身体にいいものとしてサプリメントにもなっている物質です。

レシチンの効果

レシチンは水と油両方の性質を持っていて、その特徴から血中のコレステロールを溶かして排出することが出来ます。

血中や細胞内のコレステロール値の調整をしてくれる効果があり、悪玉(LDL)コレステロールを減らして、善玉(HDL)コレステロールを増やすという報告もあるそうです。

つまりレシチンは動脈硬化に対しての働きが期待できる物質なんです。

腸内環境(腸内フローラ)次第でレシチンが善にも悪にもなる

様々な腸内環境

身体にとって有難い働きをしてくれるレシチンですが、このレシチンを摂ることで逆に動脈硬化になってしまう可能性が分かったのです。

 

腸内細菌がレシチンを分解すると「TMA」という物質を作り出します。

TMAが腸から血管内に吸収されて血液と流れていきます。

すると肝臓でTMAは「TMAO」という物質に代わります。

このTMAOが血中に多いと動脈硬化を発症することがわかったのです。

 

動脈硬化を防ぐと言われてサプリメントにもなっているレシチンが、逆にTMAOを作る要因となり動脈硬化を促進させてしまう。

 

腸内フローラが整っていれば動脈硬化が悪化しない

笑顔の血管君

マウスにレシチンが多く入った食事をさせると、血液中にTMAOが増えて、普通の食事をしていたマウスよりも動脈硬化が進んだそうです。

ちなみに血液中の中性脂肪やコレステロールには影響はありませんでした。

次に、抗生物質を使用して腸内細菌を減らしてからレシチンが多く入った食事をさせました。

すると今度は、血液中のTMAOは増えずに、動脈硬化も進みませんでした。

 

でもレシチンが実は身体に悪かったわけではないんです。

レシチンが身体にいいことは変わりません。

レシチンを基にTMAOになるTMAを作る腸内細菌に原因があります。

 

ちょっとややこしいですが、腸内細菌がTMAを作らなければ動脈硬化の原因が生まれないということですね。

 

現在ではまだ、どの腸内細菌がTMAOとなる「TMA」を作り出しているかはわかっていないそうです。

今のところは、腸内フローラのバランスがいい状態であればTMAがあまり作られずに、TMAOがあまり増えないのではないかと言われています。

 

それから、レシチンを多く入った食事をさせたマウスの実験でわかった動脈硬化は、血中のコレステロール値は高くなかったです。

一般的な動脈硬化は血中に余ったコレステロール値が原因で起こっています。

でも、コレステロール値が高くないのに動脈硬化が起こっている患者もいるそうです。

そういった動脈硬化は腸内フローラの状態が悪いのが原因なのかもしれないですね。

最後に

レシチンを意識して摂取している人にはちょっとドキっとするお話だったかもしれないです。

でもレシチン自体が身体に悪影響があるわけではありません。

腸内フローラの状態によって好影響にも悪影響にもなるんですよね。

ですので、腸内フローラを整えておくことが大事です。

腸内フローラをバランスよく保っておくことはレシチンの効果を正常に得るだけではなく、色んな恩恵があります。

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