乳酸菌でアレルギー・アトピーを改善する効果はあるのか?

アレルギーに悩む男性

「アトピー性皮膚炎」や「ぜんそく」、日本人の3人に1人が患っているという「花粉症」。

これらアレルギーに悩む人は多いですよね。

重症化すれば日常生活にも支障をきたしてしまいます。

 

辛い辛いアレルギーも実は腸内環境と密接な関係にあるんです。

アレルギーの原因とは

いろんな病原菌たち

冒頭でも述べましたが、花粉症やアトピー性皮膚炎、ぜんそく。またリウマチや多発性硬化症など、現代人を悩ますアレルギーですが、今の医学では根治が難しいと言われています。

21世紀に残された医療最大の課題の一つとされているようです。

 

では、僕たちはなぜアレルギー反応を起こすのでしょうか。

それは、免疫細胞の暴走が原因なのです。

 

本来、僕たち人間に備わっている免疫細胞の働きは、体内に入ってきたウイルスや病原菌など、外敵をやっつけることなんです。

免疫細胞は白血球とも言われており、いくつも種類があります。

常に全身をパトロールしていて、ウイルスや病原菌などの身体に害を及ぼす敵を見つけたら、攻撃を仕掛けて排除してくれます。

その働きが暴走し、身体にとって害のないもの、例えば花粉などが入ってきても攻撃を仕掛けてしまうんですね。

それがアレルギーの正体です。

 

ここで疑問に思うのが、「なぜ免疫細胞が暴走するの?」ですよね。

免疫細胞が暴走する理由

ウイルスを攻撃する免疫細胞

これがなんですが、ハッキリ言って諸説ありすぎてどれが正解なのかはわかりませんでした。

今の医学ではまだ原因がハッキリとはわかってないんでしょうね。

ネットや書籍を見ていて、一番しっくり来たのがありましたので、それを紹介します。

 

体内に異物が入り込むと、マクロファージという白血球の一種が攻撃を仕掛けます。

このマクロファージが他の免疫細胞に異物の情報を伝えるのですが、マクロファージは勘違いをすることがあるようなんです。

有害な異物なのか、無害な異物なのか。

たんぱく質の分子構造が、有害な細菌やウイルスと似ていることがあるようで、そんな時に勘違いをして、無害なのに有害な異物だと情報を伝えてしまうんです。

マクロファージの勘違いでアレルギーの原因物質とされたもの「アレルゲン」といいます。

 

間違った情報の元、アレルゲンを攻撃するために暴走することになってしまうのが免疫細胞の一つT細胞です。

 

実際はアレルギー反応を起こすまでにはもう少し複雑な過程があります。

それについては、こちらのサイトで詳しく書いてありますので、参考にしてください。

免疫システムが暴走するしくみ

腸に穴が開くリーキーガット症候群

状態の悪い腸

食物アレルギーの原因で心配な腸の症状があります。

「リーキーガット(腸果管壁浸漏)症候群」

これは、小腸の粘膜に穴が開く病気で、乱れた食生活などで悪玉菌が増え、腸内フローラのバランスが崩れることで起こります。

 

リーキーガット症候群になると腸に穴が開いている為、通常では通ることのできない病原菌や生きた腸内細菌までもが血液中に漏れ、色んな病気の原因となります。

その色んな病気の中で多いのが食物アレルギーなんです。

タンパク質が分解されて、最小分子であるアミノ酸となって血液中に吸収されるのが通常ですが、穴が開いているために分解前の大きい粒子であるタンパク質のまま血液中に漏れ出てしまいます。

すると異物だとされ、アレルギー反応が起きるんです。

なぜ腸に穴が開くのか?

先述しましたが、腸内環境の乱れです。

腸内細胞の新陳代謝は早くて、1日で新旧の細胞が入れ替わります。

ですが、腸内フローラの状態が悪いと、うまく細胞の新生が出来ずに穴が開いてしまうんです。

ですので、リーキーガット症候群を防ぐには、腸内フローラを整えることが第一に大事なことであるんですね。

乳酸菌でアレルギー改善効果を得る

二つのアレルギーの原因をお伝えしました。

一つは免疫細胞の暴走。

もう一つは、リーキーガット症候群。

リーキーガット症候群は腸内フローラの乱れから起こる症状でした。

実は免疫細胞の暴走を抑えるカギも腸内フローラにあります。

T細胞とTレグ

T細胞

先ほどお伝えしたように、免疫細胞の一つであるT細胞が暴走し、無害である異物にまで攻撃をすることがアレルギーの原因です。

でも本当は、その暴走を抑える免疫細胞もちゃんと僕たちの身体には備わってるんです。

それは「制御性T細胞(Tレグ)」という免疫細胞です。

 

このTレグと暴走をするT細胞は、元は同じ未熟なT細胞なんです。

成熟する過程で「Tレグ」と「T細胞」に別れるんです。

 

T細胞の暴走を抑えてくれるTレグが多くいれば、アレルギー症状を改善に向かわせることができます。

難しいとされているアレルギーの根治の希望の光だと、世界中で研究がなされております。

 

さて、そんなTレグですが、どうやって増やすのでしょうか。

TレグもT細胞も、もとは同じ未熟なT細胞です。

未熟なT細胞がTレグへと成熟する方へと導く物質が分かっています。

「短鎖脂肪酸」

短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん)は、腸内フローラに棲みつく善玉菌や日和見菌により代謝物として作られる物質です。

僕たちの身体にすごく有用な効果をもたらしてくれます。

短鎖脂肪酸を代謝して吸収する腸内フローラ どんな効果がある?

アレルギーにも短鎖脂肪酸は活躍してくれるということなんです。

短鎖脂肪酸でTレグを増殖

短鎖脂肪酸が多く作り出されれば、T細胞の暴走を制御してくれるTレグが増えます。

ですので、短鎖脂肪酸を多く作り出すことがアレルギーの改善に繋がります。

では、短鎖脂肪酸を作るにはどうするのか?

腸内フローラを整えて、善玉菌が優勢な状態にすることです。

 

ここからはご存知の通りです。

腸内フローラを整えるのに必要なのが、乳酸菌ですね。

幸せな6人家族
腸内フローラを改善し、あらゆる健康を手に入れる。 腸内フローラを改善すれば、いろいろと健康になるとは聞くけど、具体的にどうしたらい...

 

乳酸菌を摂取することで、腸内フローラの善玉菌を優勢にすることが出来ます。

そして短鎖脂肪酸を作る善玉菌や日和見菌のバクテロイデス門に餌を与えます。

餌は水溶性食物繊維です。

水溶性食物繊維を餌に代謝物として短鎖脂肪酸を作り出してくれます。

乳酸菌と一緒に摂取。 餌や納豆菌の相乗効果でより健康になれる!

 

↑の記事でも書いてありますが、腸内フローラを整えるにはオリゴ糖も重要です。

オリゴ糖も善玉菌の餌となり、善玉菌を増殖させる効果があります。

 

ですので、乳酸菌と一緒に「水溶性食物繊維」「オリゴ糖」を摂取するととても効果的です。

まとめ

アレルギーの原因として、2つ紹介しました。

  • T細胞の暴走
  • リーキーガット症候群

これらを防ぐポイントが、

  • Tレグ
  • 腸内フローラ

Tレグを作り出すのに必要なのが短鎖脂肪酸で、短鎖脂肪酸を作り出すのに必要なのが腸内フローラの改善です。

 

つまり、アレルギーを改善するには、腸内フローラを整えてあげることが重要でした。

腸内フローラを整えてあげるには、

「乳酸菌」「水溶性食物繊維」「オリゴ糖」

これらを摂取することです。

 

アレルギーで悩むかたは、一度腸内フローラの状態を整えてみて下さい。

腸内フローラを整えることでひどいアレルギーも克服できたという人も見えます。

腸内フローラを整えることは薬を使うこととは違い副作用もありませんし、アレルギー以外にも多くの恩恵を得ることができますので、ぜひやっていただきたいです。

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